グーグルの検索アルゴリズムは年々アップデートを繰り返しています。
2017年も何度か大きな変動があって、特に年末に起こった健康関連サイトの検索順位変動には多くのアフィリエイターが被害を受けているようです。
中には「もうアフィリエイトでは食っていけない」と撤退する人もいるみたいで、2018年アフィリエイトオワコン説があちこちでささやかれています。
グーグルのアルゴリズムに強いサイトとは?
2017年後半に起こったアルゴリズムの変動は、主に健康に関するサイトが影響を受けました。
健康に関するアフィリサイトとは、例えば健康食品やサプリ関連を紹介しているサイトの検索順位が下げられたことによって、そのサイトからのアフィリエイト報酬が激減した、などの声が多く聞かれます。
私の運営しているメインサイトは健康食品関連ではなかったので、影響はありませんでした。
特に趣味サイトへの影響は皆無です。
グーグルのアルゴリズムは常に変動していますが、趣味サイトの順位が下落したと思ったことは今まで一度もありません。
趣味サイトは本当に順位変動に強いです。
趣味サイトを運営するメリット
趣味サイトはグーグルに好かれやすいと私は思います。
理由はいくつかあります。
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グーグルはサイトに多様性を求めている
グーグルは検索結果の中で、似たようなサイトはいらないと考えていて、同時にオリジナリティの高いサイトを優遇しようと思っています。
その点趣味サイトは運営者の個人の考えをメインに発信している内容のため、自然とオリジナルな記事となり、検索結果にも反映されやすくなります。
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被リンクを受けやすい
趣味でサイトを運営している人や、いわゆるブロガーと呼ばれる人たちの間では有益な情報を発信しているページにリンクを送ってそのページを紹介するという文化があります。
グーグルはリンクを送られるサイトやページを高く評価するため、検索順位にも良い影響を与えます。
また趣味として運営しているサイトにはコメントがつきやすく、ユーザーからのコメントが多いことも検索順位に影響を与えると言われています。
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マニアックな内容も検索順位に反映
その趣味に関する詳しい内容の記事を書いていくと、自然とマニアックな内容になる場合もあるでしょう。
以前はそうしたマニアックな内容はグーグルが見つけてくれることはなかったのですが、最近のグーグルは記事の中身をかなり細かく判断して検索結果に反映するようになっています。
その分野に詳しい人しか書けないマニアックな内容の記事も、きちんと検索結果に反映され、読まれる機会が増えるという訳です。
趣味サイトを運営するデメリット
運営するという点だけを見ればデメリットは見当たりませんが、大きく収益化することが難しいです。
これが趣味サイト運営の最大のデメリットでしょう。
もちろん全く0円という訳ではありません。
1日あたり100アクセスもあれば、月に数百円から数千円くらいは稼げると思います。
アクセス数は趣味の市場規模によっても、記事数によっても違うので一概には言えませんが、私の趣味サイトを例に出すと・・。
運営歴:約1年
記事数:40記事くらい(更新は週に1回以下)
1記事あたりの文字数:2000文字くらい
1日あたりのアクセス数:約130
内容:実践日記のようなもの
収益:アドセンス約1,000円/月、Amazon約500円/月、楽天約500円/月
アドセンスは記事内に貼っているだけで、Amazonと楽天は記事内で使ったものとして広告を貼っているだけです。
月あたりの収益は約2,000円なので、大人の小遣いとしては物足りない金額です。
私はいくつかの趣味サイトを運営していますが、いずれのサイトも月に10万円を超える収益となるには至っていません。
趣味サイト単体で大きく稼ぐのは難しいというのが現実でしょう。
趣味サイト運営は労力に見合わないのか?
先ほど例に出した私の趣味サイトをこのままのペースで継続して記事を更新していけば、1年後には記事数が100近くになります。
その頃には恐らくアクセス数が一日あたり1000アクセスくらいになっていると思うので、収益は今の4~5倍。
月あたり1万円くらいにはなっているのではないかと思います。
※1年後に検証したいと思います
月あたり1万円の収益を多いと捉えるか、少ないと思うかは人によると思いますが、1年間運営してきた労力と今後の見返りを考えてみましょう。
趣味サイト運営と時給千円のアルバイトを比較
記事書きやら写真の編集などの手間を入れて1記事書くのに2時間かかったとします。
1年間で40記事なので、年間で80時間です。
時給千円のアルバイトなら年間で8万円稼げていますね。
私の趣味サイトの今月の収入は2,000円なので、1年間で2万4千円です。
1年間の労力と収益では時給千円のコンビニの方が勝っています。
では今と同じペースで趣味サイトを運営した場合の収益はどうなるでしょうか?
あくまでも予測ですが、時給千円のアルバイトの場合は昨年と同じく年間8万円です。
趣味サイトのアクセスが一日あたり1000アクセスの場合、月に1万円くらいの収益となるので、年間で12万円となります。
2年間サイトを運営して、やっと逆転しましたね。
趣味サイト運営3年目ではどうでしょう?
時給千円のアルバイトな3年目も年間8万円と変わりません。
趣味サイトは同じペースで記事の更新を続けると仮定すると、1日あたりのアクセスは2,000くらいになっていても不思議ではありません。
月あたりの収益は約2万円となり、年間では24万円となります。
3年では大きく差が開きましたね。
趣味サイトの運営も捨てたものではありません。
趣味サイトで収益を生むこと以外の目に見えないメリット
数年間コツコツと運営すれば、趣味サイトであっても十分に労力に見合った収益となることが予想されます。
でも収益の他に、もっと大きなメリットが趣味サイト運営にはあるのです。
それは、ストレスが皆無(むしろ楽しい)なこと。
自分の趣味のことについての体験談だったり、今まで得た知識を深く掘り下げたものを記事にするのは楽しいものです。
ストレスとは無縁です。
さらに運営を続けていれば、ファンとなってくれる読者が出てきてコメントをくれるようになったりして、それがさらに励みになります。
コンビニや飲食店への通勤にかかる時間やストレス、職場でのムダな時間や飲み会、煩わしい人間関係とは無縁です。
体調が悪い時は無理に更新する必要はありません。
リアルな職場ではそう簡単に休めないことが多いですが、サイト運営なら自分のペースで休むことも可能です。
サイトの運営を続けていくとWEBについての知識も自然と増えてきます。
サイトの運営に慣れてくれば、もっと大きく稼ぐことのできる市場へと参入することも可能です。
大した額ではありませんが、私はこのようにステップを踏んで収益を徐々に増やすことに成功しました。
趣味サイトの運営は収益化には時間がかかることを念頭に置いて、時間をかけて運営していくのが良いと思います。
数年単位の長い目で見た副収入を望んでいる方はぜひ趣味サイトにトライして下さい。
きっと楽しいですよ。